積水ハウスで、夢をかたちに。

憧れをかたちに、はできなかったけど、3社で迷い積水ハウスになりました。

土地探しから、土地決定まで

土地に求めたもの

私たちが住みたいと思うエリアは、直径約20kmの円内にすぐに絞り込むことができました。その後、さまざまな条件を考慮してさらに選択肢を絞り込みました。

  • 東京にも実家にも1時間程度でアクセスできる
  • 必要な大きさの家が建てられる
  • 価格が予算に収まる
  • ハザードマップにかからない(津波、水害、土砂災害など)
  • できれば、大規模盛土造成地ではない
  • バス以外の交通手段を使える
  • 近隣の環境が良好で、隣家との距離を一定程度とれる
  • 街並みが整っている
  • 一定の人の入れ替わりがあり、閉鎖的でないコミュニティ
  • 家を建てたとき、2階からみた抜け感がどちらかの方向には確保できる
  • 車で細い道を通らずにたどり着ける
  • 旗竿地ではない
  • 私道沿いではない
  • 2メートルを超える土留め、擁壁の上、あるいは下にない
  • 近隣に緑が豊富

絞り込まれた地域

エリアの中でこれらの条件を満たすのは、

  • 昔開発された大規模分譲地
  • 世代交代がうまく進んでいる
  • 高台にあるが、傾斜がきつすぎない
  • 第一種低層住居専用地域、できれば風致地区

で、2021年秋ごろには、隣接する二つの旧分譲地を第一候補と考えるようになりました。Google Map, Google Earthにもずいぶんとお世話になりました。

地域の中で情報収集(2021年秋~2023年春)

転居のタイミングがまだ決まっていなかったため、そして当時の住まいも遠かったので、2021年秋から2023年春にかけて、SUUMOやランディで該当地域の物件を見ながら、ひたすら情報収集に励んでいました。

月に1~2件のペースで新しい物件が登場していました。これらの物件情報をまとめたスプレッドシートを定期的に更新していたおかげで、売れ残って値下げされる物件や、短期間で売れてしまう物件の動向も把握できるようになりました。この定点観測により、候補地の雰囲気や坪単価の相場など、より具体的な感触を得ることができました。

一方でコロナによる在宅勤務の普及とともに、徐々に物件価格が上昇していく様子を、ただ見守るしかなかったのは、少し残念でした。

この期間に得た最も重要な教訓の一つは、「本当にお買い得な割安土地はまず存在しない」ということでした。相場より安価に見える土地には、ほとんどの場合、何らかの理由が隠されています。一方で、売主が急いでいない、あるいは価格に強気であるため、市場価格よりも高く設定された物件は、しばしば見受けられます。これらの物件はなかなか売れず、結果として値下げされたり、長期間売れ残ったりすることがあります。さらに、条件が良く、適正価格と思われる物件は、市場に出てすぐに売れてしまう傾向があるということも、私たちの大切な教訓となりました。

 

物件さがし(2023年5月~8月)

2023年4月になると、ついに転居のタイミングが決まり、動き出す準備が整いました。

実はその時、SUUMOなどに掲載されていない非公開物件の紹介や、売りに出ていないが空き地となっている土地を見つけ出し、所有者を売却に説得してもらえる人がいるのではないかと期待していました。

そこで、当時連絡を取っていたハウスメーカーに土地探しの相談をしましたが、彼らのスタンスは「そのように絞り込まれているのであれば、SUUMOなどで探した方が早いですよ。ただし、気に入った物件が見つかれば相談に乗ります」というものでした。

いくつかの不動産業者に相談しましたが、彼らが紹介してくれた物件は、すべてSUUMOに掲載されているものでした。また、財閥系などの大手業者からは、特に親身になってくれる印象を受けませんでした。

そこで、私たちは物件探しよりも、物件に問題がないかどうかのアドバイスを重視することにしました。両手取引を避けることを条件に、地元で長く営業している中堅の不動産業者に媒介を依頼しました。これは、私たち買い手の立場に立ち、物件の良し悪しを偏りなく教えてほしいという願いからです。

地元で長く営業している業者は、不誠実な商売をすることができないだろうと考えました。また、地元密着型であれば豊富な情報を持っているはずとの期待もありました。この期待は裏切られることはなく、担当の方には本当に感謝しています。彼らのアドバイスのおかげで、手を出さなかった物件がいくつかあります。後にハウスメーカーと話をする中で、そうした物件を購入していたらかなりの困難に直面していたと思います。

 

物件決定(2023年8月)

気になる物件が見つかっても、「もっと条件の良い物件が出てくるのではないか」という期待から、なかなか決断に至らないことがありました。しかし、条件の良い土地は市場で非常に早く動くことを、情報収集の段階で痛感していました。そのため、数週間慎重に検討した末、ついに購入を決めることにしました。

価格交渉の後、先方の代理人との間のボタンの掛け違えでちょっとしたトラブルもあったものの、無事契約にこぎつけたのが8月でした。

 

どんな土地?

  • 敷地面積90坪、建蔽率40%、容積率80%
  • 幅は広いが、分譲地内の人しか使わない交通量の少ない道路に面している
  • 隣の敷地との高低差は最大1メートル程度
  • 海抜数十メートル
  • 分譲地内は盛土と切土の土地があるが、切土の土地
  • 高低差が少ない分、見晴らしはそこそ
  • 結構厳しい高さ制限あり → 2F建てまでで小屋裏も断念
  • 緑化率の縛りあり