積水ハウスで、夢をかたちに。

憧れをかたちに、はできなかったけど、3社で迷い積水ハウスになりました。

外装工事:おいおい軒天、間違えてるよ。

はじめに

建方工事の途中から並行して外装工事と屋根工事が始まります。今回は、外装工事と、それに関連して発覚した施工の問題に関する備忘録です。

屋根工事

屋根工事では、瓦と太陽光パネル(瓦との一体型)を載せていきます。この工事は数日で終わりました。

工事とは関係ありませんが、問題になりそうなのが鳥の糞です。近くに大きな緑地があるおかげで自然が豊かなのは良いのですが、数週間のうちに鳥の糞が太陽光パネルに付着したようです。引き渡し後、屋根の上の掃除はなかなかできないし、太陽光発電の出力に影響するのではないかと、少し心配になります。

外装工事

続々と運び込まれたベルバーンが立てかけられています。写真は、横倒しになった格好で、実際には横長の方向で壁に設置した金具にひっかけていきます。

思ったよりも横が長く縦が短かったです。厚みも思っていたよりは相当薄い。一枚こっそりと持ってみたけれど、結構軽くできていました。

ダインコンクリートの厚みからくる重厚感にちょっと惹かれますが、壁が厚くなると屋内の面積が小さくなるため、この薄さこそがメリットかもしれません。ちなみに、鉄骨の家は、壁の外側で面積を計算しますが、木造の家は壁芯(壁の真ん中で)部屋の面積を計算します。従って、厚みのあるダインコンクリートは、図面上の床面積を直撃します。

ベルバーンの設置は、職人さんが手で一枚一枚壁に施工していきます。クレーンで柱と一緒に一気に組み上げてしまう鉄骨と違い、かなり時間がかかります。おそらく一人の職人さんだけでやっていると思いますが、1週間近く作業していたのではないかと思います。

光の当たり方で全然見え方が違いますが、貼ってしまうと薄いことがわかりません。とても良い質感です。スムースボーダーじゃなくて、クラフトボーダー選んでよかったです。

配管・配線用の穴は、壁に装着する前に現場で穴をあけていました。

軒天工事

軒天は、LDKの天井に貼るウォルナット突板に合わせて、突板にできないか?と一瞬考えましたが、耐久性や、防火を考えて標準的なサイディングで、色がウォルナットに近い木調のものを採用しています。

現地で見た時、最初は「ビスの穴、何も処理してないんだけど、ちゃんとパテ埋めしてくれるのかな?」などとのんきなことを話していたラクダとうさぎ。

この写真を撮ったタイミングからしばらくたったある日、ラクダが朝起きたらうさぎが血相を変えて「間違ってるーーーー」と言うのです。

写真だけ見るとよくある施工例と同じでわからないのですが、この軒天はLDKと繋がっており、LDKの天井に貼る突板の方向に合わせて、軒天も縦方向に貼ることになっていたのでした。

うさぎが夜中にInstagramで他の方が軒天の話をしているのを見ながらこの写真を改めて見ていて気付いてしまったようです。夜あまり眠れず、ラクダが起きるのを待っていたとか。

あわてて図面を確認した所、やはり縦方向に貼る指示が明示されています。実は、この間違いを見つける前にも、現場の施工でひとつ大きな問題が見つかっています。だんだんと疑心暗鬼になってくるラクダとうさぎ。

早速、営業担当・設計士さん・現場監督にメールで連絡しました。設計士さんが現地に行って、実際に間違えていることと、間違えの範囲を確認した上で対応しますというお返事をくれたものの、ナシのつぶての現場監督さん。

うーん、現場の責任じゃないのかなあ。それとも、設計士の図面から現場施工用の図面を起こすところのどこかで食い違いがあったのかなあ、現場監督さん、もう少しコミュニケーションよくしてくれないかな・・・。と首をひねるラクダとうさぎです。

よく考えてみると、縦に貼るのと横に貼るのではサイディングをカットする長さが違います。流石に図面通りに長い資材が送られてきているのに、「普通は横に貼るのだから、これ現場でカットしないと使えない。」と図面も確認せず現場で判断してしまったとも考えにくいです。この点は後に確認したところ、「工場出荷時に既に短くカットされており、作業手順書(割り付け図)も横に貼るようになっていた。設計の書いた平面図の指示が正しく反映されていなかった。」ということがわかりました。

当然とは言え再施工してくれるので本件自体は心配していないのですが、一番ややこしい内装に入る前の段階でいくつか問題・間違いがあるとすると、今後どれだけトラブルに見舞われるんだろうと少しブルーになります。

まとめ

基礎工事・建方工事とすばらしい施工精度で感心させられることしきりだったのですが、外装工事・木工事とより細かな作業が入ってくるにつれて、懸案がパラパラと出始めます。

ラクダは、注文住宅のように複雑なプロジェクトでは10や20の間違いがあるのは仕方がないことだと思っています。重要なのは、問題が起きたときに発見できるかどうか、そしてそれに誠実に対応してもらえるか、ということだと考えます。

特に今回の軒天のようなケースでは、標準では横方向に貼るのを、今回は特別に縦方向に貼るというもの。間違える理由がわからなくもないし、所詮は見栄えの話なので、やり直してしまえば全く問題は無くなります。

ただ、問題が起きたときには、現場の責任者である現場監督とのコミュニケーションがとても重要であることを痛感しました。また、私たちが問題を発見する前に現場監督による確認で見つけてくれていれば、安心感が大きく違います。同時期により大きな問題が起きた際も私たちが見つけて指摘したこともあり、現場監督さんを見る目が徐々に厳しくなるきっかけとなりました。