積水ハウスで、夢をかたちに。

憧れをかたちに、はできなかったけど、3社で迷い積水ハウスになりました。

LDKの天井(木質天井、天井面の美観)

計画中の家はLDK、なかでもリビングとキッチンが最大のこだわりポイントです。

リビングのつくり

リビングは積水ハウスならではのクリアビューデザイン(床から天井までの大開口サッシ)と270㎝の天井高を採用し、屋内と軒やデッキとのつながりを感じさせるデザインになっています。

また開放感をもたせるために、玄関ホールから廊下を経てLDKまで、ドアを設けずひとまとまりの空間になる設計です。

この空間の床材にはタイルを採用する予定で、すっきりとした現代的なデザインになりそうだけれど、やや暖かみに欠けるかも、という懸念も持っています。

希望していること

木質天井にしたい

検討する中で候補から外れてしまいましたが、住友林業が第一希望だったのは木の香りがする木質感あふれる内装と大開口の組み合わせに大きな魅力を感じたからです。

床材がタイルで壁も大開口のサッシが大きな割合を占めるので、LDKで木を使うとしたら木質天井にするしかありません。また木質天井にすれば暖かみを演出するのにも役立つかも、ということで契約前の段階では一度木質天井の採用を見積もりにいれていました。

しかし、LDKから玄関まで一体のつくりになっているために、デザインの観点からはリビングを木質にするなら、つながっている空間全部を木質天井にしたほうがよいとのこと。

この空間全部では約60㎡となり100万円程度追加費用がかかるとのことで、一旦は候補から外していたのですが、やはりあきらめきれません。契約後あらためて復活させる余地をさぐりたいと思っています。

天井をすっきりとさせたい

積水ハウスのSmart ECSを採用すると、Air Meという天井付の空気清浄機が設置されます。また、火災報知器、一種換気の給気口、二階のバスルーム用の点検口など、他にも潜在的に天井に設置する可能性のあるものがいくつかあります。

リビングの片側から間接照明で天井を照らす計画になっているので、天井面にいろいろと設置するのは望ましくないし、木質天井を採用する場合、こうした設置物は一層目立ちやすくなってしまいます。

どうすれば影響を最小に抑えられるか、というのが検討ポイントです。

木質天井の種類

材質

木質天井、あるいはそれっぽく見せるためには、床材と同様にいくつかの素材が選べます。

  • シート
  • 突板
  • 挽板
  • 無垢板

シートは費用が最も抑えられるし、天井であれば床と違って傷がついて下地が見える、といった問題もあまり気にしなくて良さそうです。

ただし、貼る面積が大きく上に天井だと全体が目に入ってくるわけで、同じパターンの重なりからくる違和感が大きいのではないかという懸念があります。気づかなければ良いのだけれど、一度気づいてしまったら、ずっと気になりそうですよね。

他の内装材とのバランスも考えて、候補から外すことにしました。

残るは、突板・挽板・無垢板ですが、直接触れることができない天井材に関しては、挽板でも触った感じや温度感などのメリットがありません。一方で、収縮したり反ったりというデメリットは残ります。そもそも無垢板の天井材は扱っているメーカーが少ないこともあり、まず候補から外してよさそうです。

突板と挽板にも同じことが言えます。2m近く離れたところから見るだけでは、突板と挽板の違いはわかりにくい・・・。

けれど、朝日ウッドテック(The Wallシリーズ)は突板に加えて、挽板の厚みを活かした、レリーフ、ノーチラスという凹凸のある意匠性の高い商品をだしているのですね。確かにこうしたデザインは突板ではできません。

ただし、お値段は突板だと1㎡あたり1万円弱なのに、挽板だと1㎡あたり4万5千円ぐらいします。60㎡分購入したら、定価ベースだけれど材消費だけで260万円!これはあえなく撃沈です。

住友林業のウッドタイルよりも好みなので書斎の壁の一部とか、面積の狭いところに少し使うのはありな気がします。

ということで、材質については頑張って突板の天井材を貼るか、あきらめるか、といった感じでしょうか。

樹種・色

もう一つ悩ましいのが、樹種・色です。積水ハウスでカタログから選べる中で候補になりそうなのは、朝日ウッドテックのThe Wall(突板)と、積水オリジナルの木質うづくり天井材。

木質うづくり天井材は、杉突板を着色したものでアッシュグレイン、チャコールグレイン、ダークグレイン、ライトグレインの4色があります。この4色は、軒裏天井材、作り付けの家具の面材など、いろいろな分野の積水オリジナル建材で提供されているので、デザインの統一性を保つことができます。我々の場合でも軒天とLDKの天井材は繋がっているので、そろえた方がいいんですよね。

ただ、着色した木材って、木質感としてイメージしていた自然な木材の風合いから少し遠い気がします。The Wallシリーズであれば、ブラックウォールナット、アカシア、オーク、スプルース、ヘムロック・・・、と樹種を決めたらそれぞれの樹種の自然な色味をそのまま感じることができます。木質感として求めているのはこっちなんだよなあ・・・。

色でラインナップを構成するのか、樹種でラインナップを構成するのか、というのはデザインの考え方に関する結構本質的な違いに感じます。ちゃんとみたことないけれど、住友林業だったら、樹種ベースで建材のラインナップを揃えているんじゃないかと、想像したりします。

更に、軒天と天井材で違うメーカーだったり、違う構造の素材を色だけ合わせて使っても、時とともに変色していくと違った変化をすることで、不自然な組み合わせになってしまう可能性もありそうです。

悩ましい・・・。

今のところは、朝日ウッドテックのThe Wall突板(ブラックウォールナット)と、それにうまく合う軒天を組み合わせられないかと期待しているところですが、相談してみないといけません。