これまでの経緯
積水ハウスとは契約まで、打合せ・住まい参観日・Tomorrow's Life Museum訪問を含めて半年で16回打合せをしています。そのうち、契約時の重要事項説明を含めると3回設計士が同席してくれました。
最初は本命・対抗が滑った場合の第3候補の位置づけでしたが、本命まず脱落、残る二社の比較の中で最後の数週間で逆転し、めでたく契約の運びとなりました。
契約までの半年以上にわたる検討過程は改めてまとめたいと思います。当初は大穴扱いということもあり細かくは詰めていなかったのですが、契約前の最終案の完成度はかなり高いと思います。
一つ目の要因は、設計士・営業ともにとても優秀で我々との相性がよかったこと。
二つ目の要因は、
- 打合せ開始時に渡したパワーポイントでまとめた数十ページの資料をしっかりと読み込んでくれた。
- 住まい参観日や、Tomorrow's Life Museum訪問で好みを説明する機会が豊富で、営業さんがこちらの言葉だけでなく、表情や雰囲気から読み取る能力がとても高かった。
など、コミュニケーションがうまくいったこと。
三つ目の要因は、規模がやや大きめな家で、設計士・営業の方がやりたいと思うことを積極的に取り入れるなど、積水ハウス側にとってもやりがいのある案件になりそうな空気が漂っており、一層汗をかいてくれたこと。(と、勝手に想像しています。)
第一案がコンセプト・デザインとしては素晴らしく、その後5回ほどの修正は水回り・収納を中心に住みやすさ・我々が思う快適さを高めていくプロセスでした。
なお水回りなどの設備については、ほぼ全て型番まで契約前に固めています。
契約後の増額を抑えるという目的ももちろんありますが、妻は水回りについて「これができない(採用できない)のなら、もうこのハウスメーカーとはやれない。」といったNGが結構あるので、契約後に頓挫しないようにすべて確認をする必要があったのです。
ここでは打合せの備忘録をリアルタイムでざっくりと書きます。
事前準備
クリスマスイブに契約をすませお正月休みに入ります。
ハイになった気分も手伝い、3Dマイホームデザイナー13で間取りを復元してみたり、契約時にもらった詳細見積もり、間取り図、その他の図をじっくりと読み込み、質問・相談リストを作成したりしました。
LDK
- キッチン背面のカップボードを入れても部屋の横幅が余る部分をどうするか
- キッチンのアイランド部の位置(レンジ側との幅、壁との幅)
- カップボードとレンジの順番変更
- パントリーの中に置くものを確認
- キッチン横の飾り棚を全部造作でつくるか、一部カップボードを流用するか
- 床暖房をLDKと玄関ホールだけでなく、一階の洗面スペースに広げるべきか
- 天井を木質天井にしたい。(契約前にコストを考えて一旦外していました。)
- Air Me、吸気口、火災報知器などの配置で天井が綺麗にみえないのはいや
- リモコン、スイッチがずらっと並んでみえるのはいや
- カーテンにするか、ブラインドにするか
- テレビの配置
間取・配置
- 駐車スペースの幅と、敷地内の家の配置の調整(5㎝ ずらすかどうか。)
- WIC、ベッドルーム、洗面の動線(壁を少し動かして調整)
- 持ち込み家具が運び込めるか
- 階段の割り付け(U字型でまわるところを2段にするか4段にするか)
- 靴箱の位置と、玄関脇の窓の大きさ
- パントリーにもう一サイズ大きな冷蔵庫を入れられるか
- 持ち込みたいチェストが寝室にしっかりと収まるか
建具・設備
- 室内ドアの幅が十分かどうか、一つずつ確認
- 室内ドアで、シリンダー錠、鎌錠をつけるところの確認
- 引き戸のつもりだったところが開き戸になっている場所の確認
- 蓄電池の将来の拡張性、配置場所、使い方
- SAJサッシの遮音性はどの程度あるか
- SAJサッシに換気框はつくかどうか。(1種換気で必要ないはず。気密性を考えたらない方が良い)
- 照明も含めてできるだけスマートハウス、IOT対応にしたい
外構
- 敷地境界の一旦を生垣にするか、フェンスにするか。
- 庭の水やり用に散水栓ないし立水栓を追加するかどうか。
- 道路側からみた家の見映え
- 外水栓を立水栓と散水栓のどちらにするか
今回のまとめ
インテリア系のものはコーディネーター(IC)がでてくる打合せまでに考えればよいやと思い、基本的に後回しです。ただ予算に大きく跳ねそうなもの、間取りとも関係しそうなものだけ拾っています。
契約前に随分と時間をかけて細かいところまで詰めたつもりだったのですが、契約時に空調、火災報知器、蓄電池、Air Meなどの暫定的な配置位置を記した図面、部屋ごとの素材(天井、床、壁)の一覧、室内ドアと天井高の関係を表した一覧図など貰ってから丁寧に読みだすと、たくさん出てきます。
振り返ってみると、契約前は全体としての間取りと、設備に意識が向いてたようです。ここに来るまで、積水ハウスとの打合せだけで優に50時間以上、持ち帰って家族で相談に同じかそれ以上の時間をかけているはずですが、どこまででも時間が使えてしまいそうです。
次回は、このリストの中でも特に重要なポイントについて書きたいと思います。