壁紙は、比較的安価に部屋の雰囲気を変えることができるアイテムですが、その種類は膨大。 主なメーカーだけでも、サンゲツ、東リ、リリカラ、ルノン、それらに加えて、積水ハウスオリジナル。 とてもじゃないけど、全部は見ていられないということで、まずショールーム見学したのは、サンゲツ。 それ以外は、リリカラとトミタしか見学しておらず、我が家が積水オリジナル以外で採用した壁紙は、サンゲツとトミタに限定されます。
サンゲツのショールーム
フラッグシップ店である品川ショールームは巨大で、壁紙のみならず、床材やカーテンなどの展示もあります。 壁紙については、カタログごとに整理され、大判のパネルに貼った形で展示してあるため、床材などのサンプルを持って行けば、カラーコーディネートなども考えやすいよう工夫されています。 ロッカーも用意されているので、荷物を預けて、どっぷりと壁紙の世界に浸るのもアリ。記憶が正しければ、最大20枚のサンプルを請求できました。
脱線:積水ハウスオリジナル壁紙
我が家のメイン壁紙は、積水ハウスオリジナルのスマートクリーンに決めていました。オレフィン樹脂で作られているため、火災時でも有害ガスが出ず、非常に汚れに強い壁紙とされています。 コーヒー飲み、かつロードバイク乗りであるラクダ。書斎には、トレーニング用の自転車を置くことになっています。そのため、コーヒーをこぼしてしまったり、自転車を漕いでいるときに汗が飛び散ったりして、壁紙が汚れてしまうことを気にしていました。
そこで、スマートクリーン壁紙のサンプルにお醤油をこぼし、1時間経過後にどうなるか実験してみました。さっと拭き取るだけで汚れが落ちて、染みも全く見当たりません!
スマートクリーン壁紙には、織物調、石目調、吹き付け調など、いくつかの模様が用意されていますが、色目は白、クリーム色、グレー、薄い茶色などで、あまりバリエーションがありません。 ただ機能性は優れていますし、最も安価なので、気に入るものがあれば採用することをお勧めします。
壁紙選びのヒント
不陸に注意!
壁紙を貼る石膏ボードには継ぎ目なども存在するため、完全に平らではありません。そのため、薄い壁紙を選んでしまうと「不陸(ふりく)」と呼ばれる凸凹が生じる場合があります。 そのため、ICさんには「なるべく厚めの壁紙を選んでください」と言われていました。
サンゲツには複数のカタログあり!
複数のカタログが用意されており、それぞれ特徴があります。
XSELECT
日本の伝統芸能の技を取り入れた商品など、デザイン性もお値段も非常に高い商品。 ワンランク上の空間づくりを求める方におすすめ。
SP
リーズナブルな価格帯の壁紙。機能性は、以下に挙げるカタログ掲載品に比べて若干劣るものの、100種類を超えるカラーやデザインが用意されています。 この壁紙であれば、積水ハウスオリジナルとの差額を最低限に抑えて採用することが可能です。
FINE
戸建てや一般住宅向けに、最新トレンドを反映した、さまざまな機能を持つ壁紙が用意されています。
FAITH
ホテルやオフィス、商業施設向けに、不燃認定の壁紙が用意されています(戸建てでも採用可能)。 最初に見たとき、素敵!と思ったのはこのシリーズ。しかしながら採用を限定したのは、「一般住宅用に比べて薄く、不陸が出やすいので避けた方が良い」とICさんからアドバイスされたためです。
上記のうち、FINEとFAITHには、いわゆる「1000番台」と呼ばれる壁紙、メーカーの小売価格が1㎡あたり1,000円台の壁紙が掲載されています。 これらの壁紙を積水ハウスで採用すると、積水オリジナルクロスを採用した場合のコストに、ざっくり1㎡あたり1,300~1,500円ほど加算されると聞きましたが、詳細は担当ICさんに確認してください。
主な機能
壁紙を貼る場所や用途に合わせて選んでください。
我が家が選んだサンゲツ壁紙
トイレ
スマートクリーンでも十分汚れに強いのですが、アクセントとして濃い色を入れたかったのと、汚れ・傷防止を考えて、FE76410を採用。
うさぎ書斎
この部屋だけ、床を朝日ウッドテック、ライブナチュラルプレミアムのグリにしたため、それに合うグレージュ系の壁紙を探していました。 うわぁ、素敵!と思ったのが、Shades of Airというシリーズの壁紙。ニュアンスカラーが好きな人にはたまらないシリーズで、悩みに悩んだ結果、TH32009を採用。
ラクダ書斎
壁の一部に使うアクセントクロスとして、SHIMMER RIVERというシリーズから、TH32086を採用。揺らめく水の流れをイメージした素敵な壁紙です。
別途リリカラとトミタのショールームを見学したのは、リビングに使う繊維系のアクセントクロスを探したかったから。 リビングのアクセントクロスに関しては、また別記事で書きます。