積水ハウスで、夢をかたちに。

憧れをかたちに、はできなかったけど、3社で迷い積水ハウスになりました。

ハウスメーカー紹介サービス、実際に利用した事例とその評価

はじめに

前回は、紹介を受けることの付加価値や家づくり中のサポートについて説明しました。今回は、具体的な紹介の利用例について詳しく見ていきます。

building-dream-home.hatenablog.com

building-dream-home.hatenablog.com

私が利用したのは

私が利用したのは3つのパターンの紹介でした。

資料請求サイト

家づくりを考え始めた最初の頃、情報収集の一環としてアクセスしたのが「条件を入力すれば、ハウスメーカーから間取り提案が届きます」といったサービスです。これは、2021年ごろのことでした。

一般的な家の間取りがどういう感じになるのかもわからず、とにかく集められる情報を集めてから考えよう、という軽いノリでした。しかし、これは全くうまくいきませんでした。

まず、請求しても何も反応がないハウスメーカーがいくつかありました。何社かは資料を郵送で送ってきたり、メールでコンタクトを取ってくれましたが、間取りの話は全くなし。中には、こちらが注文住宅を希望し、予算も書いているにも関わらず、全く価格帯の違う建売住宅をプッシュしてくるところもありました。

今になって思えば、こうしたサイト経由のアクセスは家を建てる意思が固まっていない軽い気持ちの人が多く、ハウスメーカーが真面目に取り合っていられないというのもよくわかります。

間取りにしても、土地も決まっていない状態での間取りなんて全く意味がありません。それでも間取り例を見たければ、ネットや書籍で様々な間取り事例集があるわけです。

それでも、この段階で二社の担当者とは直接お会いしました。どちらもうまくいかず、一社とはその時点でお断りし、もう一社はコンタクトを取らなくなりました。しかし、後者のハウスメーカーとは、2023年に新しい担当についてもらい関係を再スタートしています。

こうしたサービスは、「間取り」という情報で施主を集めて成約時の紹介料獲得を目指すビジネスモデルだと思いますが、

  • そもそも「間取り」に情報としての価値が無い。
  • この経路で来た客は、ハウスメーカーにあまり重要視してもらえないので、良い担当がつけてもらいにくい。
  • 一旦ついた担当は、なかなか替えられない。

ことから、私としてはおすすめできないサービスです。

施主系紹介者

こちらはあるハウスメーカーで実際に建てた方で、建てた経緯などをブログで発表していたことからたどり着きました。この方は、当該ハウスメーカーを非常に気に入っていることがブログから伝わってきたことが、お願いした決め手です。また、「このハウスメーカーに興味があれば、紹介するので声をかけてください」と積極的に書かれていたのも、お願いしやすかった要因でした。

「店長以上の担当者が付きます」という事前の触れ込みどおり、管理職の方で、いかにもやり手という方がついてくれました。この営業担当の方からは、第一声で「会社としても、こうした紹介による集客の比率が増えており、重視している。紹介された方をしっかりとサポートしないと、紹介者を通じてハウスメーカーの評判にも関わると思っているので、しっかりとやりたい」との話があり、紹介のメリットを感じさせる滑り出しでした。

結局このハウスメーカーで建てることにはなりませんでしたが、紹介してもらってよかったと思っています。

地場の不動産屋の紹介

積水ハウスの営業担当者とつないでくれたのは、土地購入の際に面倒を見てくれた不動産屋の方でした。この不動産屋は、地域に数店舗持っていて何十年も営業している地場の業者です。担当の方も10年以上同じ地域で営業しており、この地域に強いつながりを持っていました。

土地探しでは、非常に的確なアドバイスをくれたり、町内会の状況などの質問に対しては、過去の顧客でその地域に住んでいる何人かに電話をかけて情報を集めてくれたりとお世話になり、信頼もしている人です。

この不動産屋には、積水ハウスのOBもいるということで紹介をお願いしたところ、不動産屋の担当の方が古くから知っている積水ハウスの方が、営業担当についてくれることになりました。同じ地域で仕事をしていると自然と知り合う機会も増えるようで、お互いによく知っているようでした。これがあたりでした。

このように、直接知っている人同士を結び付けるケースでは、紹介する人はお互いに対して一定の責任というか、変な人を紹介したら関係が微妙になるといった気持ちが働くのではないでしょうか。変な人はつなげないという気持ちが働くと思います。

このパターンで人を見つけることができれば、いちばん良いのではないかなと感じています。

まとめ

これまでの紹介者・紹介サービスに関する記事のまとめとして、今回は具体的な紹介の利用例について説明しました。私は、資料請求サイト、施主系紹介者、地場の不動産屋の紹介という3つのパターンを利用しました。

資料請求サイトについては否定的な結果となりましたが、それ以外の紹介サービスにはそれぞれ向き・不向きがあると感じました。施主系紹介者や地場の不動産屋の紹介は、信頼できる担当者に巡り合う可能性が高く、特に紹介者との信頼関係が重要です。

私が利用しなかった業界インフルエンサー系紹介者についても、家づくりを始めた当初は知りませんでしたが、現在であれば相談してみたいと思う方が何人かいます。

どの経路で営業担当に辿り着くのがよいのかは、自分の家づくりの方向性や、紹介者にどのような付加価値を期待するのかを総合的に判断して決める必要があります。

今回の記事で、紹介者に関する内容は最後になりますが、読者の皆様の家づくりに少しでも役立つ情報が提供できたなら幸いです。